2020年は新型コロナに始まり、新型コロナに終わる1年になりました。ゴルフ会員権の相場動向ですが、政府による緊急事態宣言が発令された3~4月こそ相場が低迷したものの、9月以降は株価高騰の流れを受けて活発な取引がなされています。
ただ、ゴルフ場の経営は高齢者がゴルフを辞める『ゴルフ2020年問題』もあり、年々厳しくなっていることも事実でゴルフ場の営業を終了し、閉鎖するところも目立った2020年となりました。そんな中、年会費を改定(値上げ)するゴルフ場も増えています。
値上げ率は大きいところでは+100%(2倍)、低いところで11%の値上げで、せっかく活気づき始めた会員権相場に冷水を浴びせることになることが懸念されます。
新型コロナの影響により賃金(収入)が下りつつある中、年会費の値上げは既存メンバーの方々および新規にゴルフ会員権の購入を検討中のゴルファーの懐を直撃しており、『年会費値上げの動き』が会員権相場にブレーキをかける懸念は否めません。
以下は、ここ1~2年で年会費の改定(値上げ)をおこなう(或いはおこなった)ゴルフ場と値上げ率です。
我孫子ゴルフ倶楽部 18万円⇒30万円(+67%)(2021年1月~)
浜野カントリークラブ 4万円⇒6万円(+50%)(2021年1月~)
宍戸ヒルズカントリークラブ5万円⇒6万5000円(+30%)(2021年年1月~)
静ヒルズカントリークラブ5万円⇒6万5000円(+30%)(2021年1月~)
千葉カントリークラブ8万円⇒12万円(+50%)(2021年4月~)
日高カントリークラブ8万円⇒10万円(+25%)(2021年1月~)
狭山ゴルフクラブ8万5000円⇒9万5000円(+11%)(2021年1月~)
平川カントリークラブ4万円⇒6万円(+50%)(2020年9月~)
扶桑カントリークラブ2万4000円⇒3万円(+25%)(2021年1月~)
横浜カントリークラブ9万円⇒12万円(+33%)(2021年1月~)
佐倉カントリー倶楽部3万5000円⇒5万円(+42%)(2020年4月~)
大栄カントリー倶楽部3万3900円⇒3万6000円(+10%)(2020年4月~)
烏山城カントリー倶楽部3万円⇒5万円(+66%)(2020年4月~)
京葉カントリー倶楽部8万円⇒14万円(+75%)(2020年5月~)
相模湖カントリークラブ3万円⇒4万5000円(+50%)(2020年3月~)
米原ゴルフクラブ2万4000円⇒3万6000円(+50%)(2020年1月~)
房総カントリークラブ2万4000円⇒3万6000円(+50%)(2020年1月~)
都賀カンツリー倶楽部3万円⇒3万6000円(+20%)(2020年1月~)
アコーディアゴルフ習志野カントリークラブ6万円⇒8万円(+33%)(2020年1月~)
大日向カントリー倶楽部2万7000円⇒3万円(+11%)(2020年1月~)
武蔵の杜カントリークラブ3万円⇒4万5000円(+50%)(2020年1月~)
成田ゴルフ倶楽部6万円⇒12万円(+100%)(2020年1月~)
高坂ゴルフ倶楽部10万円⇒12万円(+20%)(2019年9月~)
令和2年12月12日
株式会社TKゴルフサービス